令和8年7月29日 函館市国際水産・海洋総合研究センターにて一般財団法人函館国際水産・海洋都市推進機構の取組を聴取しました。オイルショックなどによる造船不況、青函連絡船の運航終了、北洋漁業基地の役割の終了などに危機感を持ち、函館地域の水産・海洋に関する特性・優位性を生かした「函館国際水産・海洋都市構想」を平成15年3月に策定し地域経済・産業の活性化や新たなまちの賑わいを目指しています。2009年には推進機構を設立、2014年には入居型の貸研究施設や大型実験水槽を備えた総合研究センターをオープンし、イカや秋サケの不漁・水産資源管理の強化などの流れから検討を進め国の採択も受け「函館マリカルチャープロジェクト」としてキングサーモンの完全養殖研究事業や生産量日本一のマコンブ完全養殖研究事業などを推進し養殖産業群の形成と企業・若者の地域定着へ地元の期待を担って健闘しています。






株式会社はこだてわいんでは函館地域におけるワイン産業の形成過程、地域資源活用などについて聴取しました。会社は1973年に駒ケ岳酒造(株)として創業、1984年に現在地に移転し称号を現在のものに変更し翌年には余市町の契約農園で葡萄栽培開始、2017年には自社圃場での葡萄栽培も再開し年間65万本を生産、従業員はパート含め33名です。道南は明治時代から葡萄栽培・ワイン醸造ゆかりの地で南東~南西向きの丘陵地の地勢や有機物を多く含む土壌に加え近年は平均気温が上昇したこともプラスとなり本場フランスからの参入もあり、また休耕農地の活用や学生との協働も行っているとのことです。地域振興の取組ではイベントなど教育機関や自治体との連携、ワインツーリズム(その土地の風土(テロワール)と文化を五感で楽しむ新しい旅のスタイル)による地域の活性化、工場見学など体験施策を実施しています。

