平成26年11月10日 持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議が始まりました。ESDの10年の最終年の成果とこれからの課題を確認する世界会議です。愛知県として2005年の愛・地球博、2010年の生物多様性条約締約国会議(COP10)につづく環境首都あいちを目指しての取組です。国際会議場への日比野駅にはESDのポスター、下村文部科学大臣からの招待で世界会議開会全体会合に出席、開会前の会場で森岡副知事と記念撮影しました。
オープニングは野村萬斎さんほかの皆さんによる狂言の歓迎と世界の子供達からのメッセージ。
続いて皇太子殿下、雅子妃殿下ご臨席のもと、下村文科大臣からESDの取組に対し奨励金を贈る「ユネスコ日本ESD賞」の創設を明らかにされ、イリーナ・ボコバユネスコ事務局長の感動的な式辞(恒久平和&持続可能な開発:グリーン社会、グリーン経済と環境のための意識変革=教育)と大村知事の歓迎の挨拶などが行われました。そして、皇太子殿下からはESDの取組に対するねぎらいと期待の言葉をいただきました。スピーチはすべて英語で同時通訳がなければなかなか理解できず国際社会での語学力の必要性を改めて感じる場面でもありました。
川井郁子さんのバイオリンなどの歓迎ののちに、パネルディスカッションと閣僚級のスピーチなどが行われ会議が本格的にスタートしました。。シンクグローバリー・アクトローカリー、教育がソルーション(解決)、市民社会のコミットメント(関わり責任)などこれまでの活動からの報告がされました。
世界会議開会全体会合が終了した後、ESDあいち・なごや子ども会議の発表の準備を終えてお昼の時間の元気な子供達とパネル展示を見学しました。参加校は小学校44校、中学校21校の狭き門でしたが稲沢からは三宅小学校が参加しています。
イベント会場には世界に先駆けて一般発売されるトヨタの燃料電池車FCVや環境性能に優れたがMRJ(三菱リージョナルジェット)の展示、各国・団体の興味深いブースを見学、屋外会場には稲沢のユニーさんもブースを設けて頂きました。
愛知県主催のレセプションでは拙い英語で事務局長と笑談する機会を得ました。
閣僚級会議は12日まで、最終日にはAICHI-NAGOYA宣言が採択される予定です。