令和7年3月25日 愛・地球博20祭開幕式典の後、県が進めている犬猫の譲渡施設の参考に広島県動物愛護センターを訪れました。広島県では平成23年度の犬猫殺処分数が都道府県で最多が判明し、野良犬・野良猫対策事業補助金や地域猫活動に係る不妊去勢手術支援制度など取組を推進し令和4年には広島県動物愛護推進委員連絡協議会を発足、令和5年に広島空港近くの三原市にある県有地に動物愛護センターを移転・リニューアルオープンをしました。PFIによる新たな施設は敷地面積約8,000㎥、延べ床面積約1,880㎥で、譲渡促進のための施設、命について学ぶ施設、人が集まる施設、災害時に使用可能な施設、人と動物の共通感染症対策に対応できる施設の5つのコンセプトを掲げています。機能的に整備された施設では譲渡会はもとより事前講習会やセミナー、保護権・保護猫のお世話体験、ぬいぐるみを使用したマイクロチップ埋込体験など様々な活動をしていました。センターは土日祝日も開館しており、土曜日は県が、日曜祝日はPFI事業者の広島未来動物共生(株)がイベントを行うなど役割分担しています。また、連絡協議会はもとよりピース・ワンコ・ジャパン神石高原シェルターなど他団体と連携・協力し取組を推進していました。対応頂いた柳本所長、長澤愛護管理課長に感謝です。








翌26日にはオーバードーズ(過剰摂取)について岡山県薬剤師会を訪問しました。公衆衛生委員会の取組ではOTC医薬品(医療用医薬品ではなく処方が不要な一般医薬品)を販売する薬剤師・登録販売者のゲートキーパーとしての役割について、県保健医療部医薬安全課との連携では他団体との意見交換への協力やオーバードーズに関する専門家からの講習会開催など、学校薬剤師会での取り組みでは資料等情報提供や実際の授業の進め方などについて話を伺いました。意見交換の中で挙げられた課題は、薬剤師の地位向上や学校での取組(保健体育の授業)の難しさ(寝た子を起こさないか―子どもではなく親への周知・教育の必要性)、地域の希薄化、実態(グループ性があるのか個別(家庭)か、地域性があるのか、オーバードーズが原因とみられる救急搬送者数等) 解明の必要性、薬物乱用とは違い普通の風邪薬等の過剰摂取で起きるオーバードーズの言葉自体の周知・啓発の必要性など前向きな議論をさせて頂きました。特に一般家庭にある市販薬で起きるオーバードーズは販売するゲートキーパーの役割、学校での生徒保護者への周知、各家庭での薬の管理が重要です。対応頂いた出石副会長、肥塚事務局長に感謝です。


