平成25年10月22日 県外調査の2日目は桜島の噴煙の上がる鹿児島(写真中ほどは火山灰が舞い上がりで視界が悪い道路と県庁前に溜まった火山灰です)に移動し鹿児島県警察本部から離島を含めた風水害対策等の状況及び吹上浜における拉致被害の状況について意見聴取しました。風水害対策の基本方針は、県警察災害警備基本計画、大規模災害対応マニュアル、業務継続計画によるとのこと。また、部隊運用として、県警機動センターに常設4部隊約130名を配し警備部参事官により集中運用をしているとのことでした。ただし、東京-大阪約600kmに相当する南北の広がりを持つ管轄に3000人、22署(離島6署)で対応しており、機動部隊の支援が来るまでは、30名程度の署では事務職も含め所員全員で取り組んでいるとのことでした。訓練は特に平成5年の夏120名がなくなったことを教訓に取組んでいました。市川さんと増元さんアベックが拉致された事案では、発生した昭和53年8月12日当時は、当然のことながら拉致という方針ではなく捜査が行われましたが、現在でも毎年拉致当日には県警本部長、公安委員の方々が先頭に立ち情報の呼びかけを行っているとのこと(写真下の情報呼びかけのあるさつま湖の建屋付近で行われます)。鹿児島県には拉致の疑いが排除できない事案が37名いるとのことです。
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