濃尾用水協議会議員研修視察

濃尾用水協議会議員研修視察

令和5年11月14日 宮田用水土地改良区副理事長の充て職で宮田用水土地改良区、木津用水土地改良区、羽島用水土地改良区で構成される濃尾用水協議会(会長:宮田用水土地改良区瀬戸理事長)の議員として研修視察に参加しました。

山形空港へ向かうFDA383便から犬山頭首工を望む 橋の右には犬山城

■国営かんがい排水事業

国営かんがい排水事業では、宮城県の北東部に位置し石巻市、東松島市、涌谷町及び美里町にまたがる約4,700haの水田地帯の河南二期地区の農業水利の概要及び中区機場を視察しました。湛水被害の発生、農業用水の安定供給や排水機能の支障、大規模地震への対応など地区の課題に対して排水機の新設(広渕沼、中区)、水路改修など平成28年度から令和9年度の工期、総事業費140億円(平成26年度単価、現状で既に30億円増)の事業を実施しています。中区機場は中区第一排水機場(国営4.05㎥/s)と定川支川排水機場(県営3.35㎥/s)の排水機能向上を図るため統合して新設され排水量は13.70㎥/sに強化されました。

5台の排水ポンプが並ぶ排水機場
除塵機
流入水位が違うため壁により分割された調整池(壁の一部は可動式)

■石巻市・震災遺構 門脇小学校

大規模地震への対応の観点から2011.3.11に発災した東日本大震災で大きな被害を受けた地域の一つである石巻市震災遺構門脇小学校を尋ねました。2012.3.29に街頭活動の義援金を持って県議4人で訪れたときは立ち入り禁止でしたが震災の事象と教訓を伝え続けるために被災した校舎の一部を残し施設整備されたものです。南浜・門脇地区では500人を超える方が犠牲となられました。濃尾用水地域は南海トラフの巨大地震が危惧されインフラ整備(ハード)と避難訓練(ソフト)など事前の対応が重要で防災・減災に取組むことで復旧・復興もより迅速に進むものと考えます。

遺構(校舎)の脇には被災樹木から芽吹いた銀杏が
被災した消防ポンプ車
遺構の廊下部分二階以上は火災によるもの
県営名古屋空港に向かうFDA356便から遠くに富士山を望む

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