議員派遣宮城県調査
3月29~30日の1泊2日で宮城県へがれき等の調査に行きました。初日は石巻市における災害廃棄物の現状と課題について、石巻市生活環境部災害廃棄物対策課村上課長に現地を案内頂きながら調査しました。最初に仮設住宅の建設、次に災害廃棄物の仮置き場、最後に自動車となり次第に用地確保が困難となり、本来5mの仮置き場も4段20mとなっている場所もあるのが現状。県が建設している焼却施設の2次仮置き場の敷地確保のため災害廃棄物をコンパックに詰め移動せざるを得ない状況。現地の要望としては可燃の木材類より(バイオマスプラントの燃料ともしている)畳や飼肥料等を広域処理してほしいとのことだった。課自体が昨年新設され各部署からスタッフが招集されているが、漸く動き出してきて少し落ち着いてきたとのこと。
2日目の午前中は、宮城県環境生活部廃棄物対策課兼竹の内産廃処分場対策室兼震災廃棄物対策課宮城技術補佐(総括担当)から宮城県における災害廃棄物の現状と課題について伺った。県では仙台市を除き4ブロックに分け、市町村の意向を受け(災害廃棄物が一般廃棄物として扱われ市町村の処理対象となってしまうため)県への事務委託として2次仮置き場(中間処理基地)に焼却施設を建設し対応している。前日に調査した石巻市の中間処理施設は300トンの処理機を5基建設している。また、女川町の東京都へのお願いのDVDは、津波襲来の状況、被災者の声や町長の訴えに心を打たれる。ただ、県のマニュアルには安全基準の記述はない。国の対応が望まれる。
午後の最初は、宮城県登米市にあるRQ市民災害救援センター(RQ登米復興交流センター)で総本部長の広瀬氏にお会いし、先日の民主党県議団県政報告金山駅街宣時に行った募金活動等の義援金を贈呈後、南三陸町を案内頂き、QRが支援活動を行った被災地のリーダーである志津川中瀬地区の佐藤区長さん、歌津地区の牧野前町長と千葉さん(伊里前契約会会長)から高台移転や地域の絆、地域の再生、消防団の活動などについて貴重なお話を伺いました。